共感型のコミュニケーションの重要性
2018年3月27日(火)、『第9回J-NOAセミナー』を東京・一ツ橋の「日本教育会館」で開催しました。
電通 メディアイノベーションラボの北原様、森永様を講師にお招きして「日本の広告費」の概要、広告コミュニケーションの変化、マーケティングにおけるパラダイムの転換といった多岐にわたる分野の解説をいただきました。新聞折込広告を含む各種メディアの動向と注目すべきトピックを把握しつつ、マーケティング環境が変化する中にあって、生活者とのコミュニケーションを構築するうえで重要となる視点、考え方を学ぶ、大変、貴重な講演となりました。とりわけ、昨今、生活者に寄り添った共感型のコミュニケーションの重要性が増していること、新聞折込広告の活用においても、端的な買物情報を訴求するのではなく、お客様との関係性を強くする志向が現れた事例が見られるようになっていること、第三者的な視点での報道に終始するだけでなく、課題解決を見据えた具体的アクションにまで関与していく、ソリューションジャーナリズムの姿勢で取り組んだ地方紙の事例から、地域の暮らしをより良くする活動が企業の価値を高めていく可能性があることを解説いただいた部分には、当協会の会員社にとって、今後の方向性を考えるうえで大きなヒントが含まれているように感じられました。
当協会からは、新聞折込広告出稿統計から見える2017年のトピックや統計資料の活用例を紹介。新聞折込広告市場の活性化を見据えた広告主への提案スタイルを考えるための情報発信を行いました。
全国各地からご参加をいただき、ご招待者、運営スタッフを入れ、総勢150名で盛況のうちに終了することが出来ました。